<この指とまれ!寄付贈呈・活動報告会>

3 活動報告3「(有)銚子海洋研究所」

◆プロジェクト名:銚子の海を知ろう!感じよう!
活動の趣旨:
普段生活している中ではなかなか知ることがないことを、船に乗って海やそこに生きる生き物の素晴らしさなど知るきっかけにしていただきたいと思い活動しています。

◆活動内容:
地元の子供たちを対象に、ウォッチング船『フリッパー』への体験乗船を実施しています。
所要時間50分で、昨年度は屏風ヶ浦や洋上風力発電を通り、海から見る銚子を眺めながら沿岸船のイルカ”スナメリ”にも遭遇しました。
【実施日】
※5月5日(日)子どもの日(17:40~18:30)
参加者40名(子ども20名)
※7月15日(月)海の日(9:00~9:50)
参加者22名(子ども12名)
→海の日は2便設定したが、お天気が悪く1便しか集客できませんでした。

◆活動を通して課題はどのように変化していますか?活動による成果やその効果は?:
この指とまれ!の活動も5年になりました。
市内の子どもたちよりも、市外の子どもたちの希望者が多くなってきました。
銚子の海を知ってもらうことは大事ですが、自然と隣り合わせの環境問題について知ってもらいたいし、伝えていきたいと思っています。

左の写真は、昨年11月に撮影したもの。体長14,5メートルのクジラにロープが巻き付いている。
右はオットセイ。毎年2月、3月に越冬のため銚子沖に回遊している。オットセイは、出産時にしか陸にあがらないが、首にロープが絡まり陸上にあがってしまっている。海鹿島で撮影。

◆寄付者へのメッセージ:
この度は皆様の貴重なご支援を頂きまして、本当にありがとうございます。
頂いた寄付は、船の燃料代として大事に使わせていただきます。

〇活動発表から 銚子海洋研究所 大富奈穂子さん
海洋ごみによる海の生き物たちの苦しい状況を目の当たりし、自分たちにもできることは何かないのか、という思いで、海の素晴らしさを知ってもらうことの先にある、すばらしさを守るための行動するプロジェクトへシフトさせることになりました。
どうぞご協力をお願いいたします!

〇選定委員から

宮澤委員:コロナ禍において実践的な取り組みを進めることが難しい状況ではありますが、地元の子どもたちは海岸清掃で漂着ごみを拾ったことはあっても、海上でゴミを拾うという経験はこれまでなかったことだと思います。地元の子どもたちに向けて体験学習の機会を継続的に発展させながら提供いただいていることは素晴らしい。

松岡委員:クラウドファンディング「MAKUAKE」を活用して早いタイミングで達成したことをみると、国民の環境に対する関心の高まりを実感する。形や言葉だけでなく、行動で見せていくことが大事。天候に左右される大変な仕事ではあるが、がんばってほしい。