銚子市長
越川信一

市立銚子高校
木村悠人

「目の前の今日一日を頑張り、困っている誰かのために働いたら幸福になれると思います」と語るのは銚子市長の越川信一市長。

決して良いとは言えない銚子の財政。しかしその中でも自然エネルギー開発や水揚げ量日本一など銚子ならではの強みを見つけ、目の前にある課題に一つ一つ取り組んでいく姿勢を市長は私に見せてくださった。地元で長年新聞記者を務め、青年会議所理事長から市議会議員と地元のために働いてきた経験から市長になった。青年会議所時代にはコドモ会議やスポーツビレッジ開設など銚子のために多くの提言をしてきた。その後市議になり二期務め、市長になったのは、提言するだけでなく自ら実行していかなければという気持ちからだったという。

生徒会長を一年間務めた私はより良い学校づくりとは何か、生徒が満足するような環境とは何か常に考えてきた。「本当のリーダーシップとは、誰かのために働いて、成功したときは職員の手柄、失敗したときは私の責任。と言えることだと思います」市長の言葉に私は考えに対する答えが得られたような感じがした。「自分のために燃えるのは難しいことだけれど誰かのためになら燃えられる」その言葉に私は大きくうなずいていた。「記者時代からずっと現場に行くことを大事にしている」「そうやって働いているうちにいつしか自分が幸福になっていて、そういえばあのときは幸福だったって後から気がつく」今この瞬間を大切にしながらも常に目線は未来にある市長の姿は来年から社会人としての新しいスタートを切る私にとってはひとつの目標となる姿だった。

市立高校の屋上から見える銚子はいつも海と共にあり、イキイキとしている。それはきっとリーダーである市長が常に銚子の事を考え銚子を好きでいるからなんだと思った。

私は香取市出身で、私も地元が大好きだ。世界遺産のお祭りがあり、江戸時代からの運河や古い町並みなど日本だけでなく世界に誇れるものが私の地元にはある。そんな街で社会人として私には何ができるだろうか。18歳の今の自分なんかに何か地元のためになることができるのだろうか。インタビュー中に不安が生まれた。しかし、その不安を消すアドバイスを提言してくださったのも越川市長だった。
「学校を良くしたいのならまずは自分の周りから。自分のクラスを良くしていけば学校も良くなり、この学校に来たいと後輩が思ってくれる。そうすると結果的に銚子がよくなる」
自分ひとりの力ではどうすることもできないかもしれない。でも、大切なのは意識する事なんだと自分の中で結論が出た。

市長はよく部下達に「仕事以外のプラスアルファで公務員ではなく一個人として社会に貢献してください」と伝えると言う。それはきっと銚子が好きだからだけではなく、職員が街の一員であり自分たちが銚子をつくっているという絆を感じさせるためではないだろうか。私も大好きな地元のために小さな事でもいいから行動を起こしてみようと思う。

最後に越川市長は「何かを始めるということは何かを捨てるということ。その見極めが出来るといいですね。沢山悩んで沢山ぶつかって悩むことが大事。社会に出たら答えがないことだらけだから自分で判断するときに捨てることを怖がらないでほしい」というメッセージをいただいた。

インタビューをしているうちに自分にも何か出来る気がしてワクワクしていた。まずは自分の周りから変えていこうと思う。大切なのは意識すること。私は未来が楽しみで仕方がない。君ヶ浜で初日の出をみた時と同じ気持ちだ。

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