銚子商工信用組合 総務人事部長
濱野恭一

県立匝瑳高校
根本到弥

私は「リーダーシップ」について、銚子商工信用組合総務人事部長の濱野恭一さんからお話を伺いました。
濱野さんの人柄は明るく、優しい印象でした。そして、昭和57年4月に銚子商工信用組合に入組し、店長や部長を何度も経験してきているため、非常にリーダー性のある方でした。
私は将来目指す進路が保育士であり、子どもをまとめるためにリーダー性が必要であるので、特に濱野さんの意見や考え方を見習おうという気持ちで会話を始めました。

まず、私は「リーダー性を身につけるためにはどうすれば良いのか」という質問をしました。すると、濱野さんは、「今の時代に合った方法で、周りが納得できるように論理的な説明をすることが良い」というように答えてくれました。このことについて、私はその通りであると考えます。一昔前までは、リーダーである人間が暴力を振るったり、言葉の暴力を行ったりすることで従ってきた人々もいるかとは思います。しかし、現代ではそういったことは許されず、そのようなリーダーに従っていこうと思う人は少ないのではないかと考えます。また、子どもの場合に置き換えて考えてみると、例えば、子どもが何かしてはいけない事をしてしまったときに、その子どもを指導する立場の先生が暴力を振るって問題解決を図ろうとします。そうすると、その子どもは一度痛いことをされる恐怖心を味わうことにより、一時的にしてはいけない事を止めるかもしれません。しかし、ただ痛かっただけで、自分の何がいけなかったのか原因が分からないため、また同じことを繰り返してしまうかもしれません。そうなると、問題の根本的な解決に繋がらないのではないかと、濱野さんのお話を聞きながら考えていました。

私は、若者が銚子を離れていくことについて、深刻な問題であると考えています。実際、私自身も来年から銚子を離れる若者の一人ではありますが、なぜ若者が銚子を離れたまま戻ってこなくなってしまうのか、濱野さんに聞いてみました。私は、銚子から若者が離れて戻ってこないことについて、給与が大きな原因を占めているのではないかと考えていました。それは、東京都内と銚子市では、保育士の給与が大幅に異なり、サービスの面を考えても東京の方が好条件だからです。この私の考えについて、濱野さんは、「その考えも一理あるけれど、今の若者たちは銚子に対して深い思い入れの気持ちが欠けてしまっているため、銚子に戻ってこないのではないか」というお話をされました。私自身、そのような発想には至らなかったため、濱野さんと話すことで、ふと気付かされるものがありました。銚子より東京の方が働きやすい条件が揃っていたとしても、銚子に深い思い入れがある人はいつか必ず銚子に戻ってくると思います。もし、銚子に生まれたにも関わらず銚子に深い思い入れを持たない若者がいたとすれば、その若者たちが深い思い入れを持つような取り組みを銚子市がやっていくことが良いのではないかと考えるようになりました。
また、銚子と言えば観光スポットがたくさんあり、観光客もたくさん来る場所であると思いますが、観光客に対しての自分の態度を反省しなければならないと濱野さんのお話を聞いて感じました。銚子電鉄には目を輝かせて電車に乗っている観光客がたくさんいますが、その観光客に対して、自分から話しかけていくことも銚子を活性化するためには必要なことではないかと思います。

正直これから先、銚子の人口はますます減って、財政の状況も悪くなることも考えられるとは思います。それでも私の地元は銚子であり、私は銚子が好きなので、大学生活の中で自分たち若者一人一人がどのように銚子に貢献していくのかを具体的に考えた上で行動していきたいです。
また、東京の方が働く上で好都合であるものの今回のDELKUI High Schoolに参加して改めて銚子について色々考えたことにより、銚子の魅力に気付くことができたので銚子に就職することも考えるようになりました。

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