サントノーレ 石橋社長は、インターン生内芝さんへの手紙として所感を寄せてくださいました。

記念すべき初日の通勤時、ざわついていたんですね(笑)
コーディネートチームは、最初から最後までずっとずっとざわつきっぱなしでした!(^^;)
そして共に笑って泣いて、多くのことを学ばせていただきました。
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企業名:(株)サントノーレ
プロジェクト名:進化するベーカリーに必要なものは何だ!?地域に残したい店舗の希望を紡ぐ「右腕マニュアル」作成プロジェクト
プロジェクト詳細:https://www.project-index.jp/intern/17543
業務内容:店舗運営・業務マニュアルの作成
インターン生:内芝桃子(静岡大学 農学部 共生バイオサイエンス学科 修士1年)
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内芝さんへ

その後、お元気でお過ごしでしょうか。
ここ銚子では市会議員選挙の追い込みの選挙カーがブンブンと走り回っています。(提出日時4月20日)

色々な方の街頭演説を聞いていると多いのが文化会館の閉鎖、私立病院が機能して無いこと、少子化による小中学校の再編問題と限がありません。実行力という言葉はもう聞き飽きたという方が沢山いるはず。それ以外は何も変わらずただ淡々と銚子タイムは過ぎていく。

私もこの事業を始めて15年が経とうとしています。8年目くらいまでは順調でしたが、以降は年々と下がり続け2018年夏からは遂に赤字に突入してしまいました。
そんな中、今回のインターンの話を知り、何か新しい風を吹き込んでいただければと思いお願いいたしました。

内芝さんの第一印象はおとなしそうな感じを受けました。履歴書を見て大学院生で苺の研究に没頭されている研究者の様な方かと思っていました。このような人なら食品メーカーの研究所などにストレートで入れそうな気がしました。何の問題もないではないかと思っていました。

私がこの事業を立ち上げたきっかけは多々あるのですが、まず単純にパンが好きだった事、何か物を作れる職人に憧れがあったこと、前職での流通業の経験からタダ物を動かして利ザヤを稼ぐ商売から脱却したいとの思いがあった事、人間は組織の中に入ってしまうとその中の物質にならざるを得ず社長と言われる独裁者がカラスは白いと言えば白いですと答えなければならない世界から逃げ出したかったからインディペンデントを選択した。

初日に内芝さんを急に連れてこられたときはとうとう来てしまったかと正直思いました。パートさんはザワツイテいるし、まいったなと思いました。

マニュアル作りとは言ったものの何もパンに関しては理解してないだろうし、少し慣れてもらうために通常のパートさんの業務を一緒にお願いしました。一方で日報の方には内芝さんの心情的なものがとめどなく書かれていて、色々難しそうな子だなと思ったのも事実です。自分も若い時そんな感覚があったなと思ったのも事実、ただ自分は感情を押し殺してしまっていたなと思い、内芝さんはこんなに素直に自分を伝えることができることにうらやましく思いました。そこに内芝さんの強さがあると感じました。

一週間が過ぎ何となくではあるがぼんやりとこの人の為人が分かってきて、内芝さんは自己推進力が強いので一人で任せるのが一番だと思い、自分で考えたことを実行してもらうようにしました。すると見る見るうちによくそんな細かいところまで気が付いたねと思う事が書かれていてこの人の能力の高さを実感しました。
最後になりますが1か月という短い期間でしたが、お世話になりました。新しい風を吹き込んでくれてありがとう。またいつでも気兼ねなくお立ち寄りください。

À très bientôt j`espère

▼アクション宣言!▼
あまり大それたことは考えず、現実から逃れずに揺蕩えど沈まずの精神で一歩ずつ着実に進んで参ります。
これから私はパン作りだけではなく人づくりにも専念していく所存であります。
この店に携わった皆が幸せになれるよう店づくり、人づくり、システム作りに精進してまいります。

【株式会社 サントノーレ 社長  石橋直久】