“大手企業や、大きなお店には、お手本にしたいことがたくさんあります。
でも真似をしたことは一度もないんです。競ったこともない。
他社(他者)を知ることで、いつも見えてくるのは自分たちのポジションなんです。”

29年前、市内で創業された岡田さんが経営するアパレル及び関連雑貨を中心とするセレクトショップ「Hamilton essence」は、常に「自分たちに何ができるか?」を問い続け、現在、全国17店舗に拡大、営業されていらっしゃいます。

毎日仕事に通うドーバーラインで見る屛風ヶ浦が一日と同じことはなく、そのどれもがすばらしい、と本当にうれしいそうな表情で話されます。会社説明会では、銚子の動画を流すなど、ハミルトンが生まれた銚子を全国の学生さんにご紹介くださっているそうです。

そんな岡田さんを迎えての3回目のワークショップ。
身近なこと、楽しいことがまちづくりにつながっていることを関谷先生との対談の中で感じられるあたたかな学びの時間になりました。

ぐんぐんと成長していく学生達に希望の種を見つけ、多世代交流ならではの大切な、数多くの気づきを得られる貴重な場である「まちづくりワークショップ」。これからも、1回、1回の場を丁寧につくっていきたいと思います。

”今ある、銚子の価値に、さまざまな角度から付加価値をつけあっていこう”
”楽しいと感じることを持ち寄っていこう”

岡田さんと関谷先生の呼びかけに、呼応するように参加者の皆さんの感想が前向きで明るいものばかりでした。
来年度、銚子市では住民参加で「総合計画」でつくっていくチャレンジをしようとしています。

ビジョンづくりの途中、今年度の3回のシリーズで問いかけた「異なる文化をつなげる知」「地域の誇りを支える知」そして「新たな価値を生み出す知」はきっと必要になると思います。

「3つの知」をもつ誰か1人を探す必要はなく、圧倒的な人の数が3つの知のバランスを保ち、練り上げられた大きな一つの魅力に高まっていくイメージを参加のプロセスで共有できるよう、銚子円卓会議としても積極的に協力をしていきたいと思っています。

自分にできることは、小さくても、一緒にやるとほらね!こんなに大きくなる!・・・を実感し合いたいですね♪

【事務局_B】