
日時:1月14日(水)午後13:00 集合 13:25-15:00 15:15終了
講師:15名
銚子中学校 体育館を会場に、1年生182名を対象に『DELKUIジュニア@銚子中』を実施いたしました。生徒たちは、講師の職業当てクイズ、BINGOゲームをコミュニケーションのきっかけにしながら講師へのインタビュー、対話を楽しみました。
■ 実施目的
▶銚子市立銚子中学校
・地域で活躍されている方を講師に招き、豊富な知識や経験を聞くことで、働くことや職業についての関心を高め、キャリアプランニング能力の育成を図ること。
・「ふるさと銚子」で働き、生きる人との対話を通して、自分なりの将来像を想像するきっかけとなること。

銚子円卓会議では、DELKUIジュニアが次世代にとって、地域と改めて出会い、自分自身の今を見つめ、これからを想像する大切な時間として機能しはじめている手ごたえを感じています。
今年度の銚子西中では、インプットの量も確保するため講義の要素を織り交ぜながら対話を深めるバランス型の構成となりました。一方、銚子中では、生徒一人ひとりの主体性を引き出すために完全対話型で実施しました。















■ 講師の声_アンケートより■
・対話形式楽しかったですし、自分自身良い経験になりました!ありがとうございました!
・全般的にはいい内容だったと思います。質問からヒントを与えて答えあわせ、仕事に関して伝えることなどを考慮すると、タイマーが見易い位置にあるほうがいいと感じました。
・未来を担う次世代に対して今を生きる様々な立場の大人が送るメッセージがどれも尊いと感じました。このような教育資源をどう広げどう活用していくのかが今後の課題だと思います。 自分の興味関心を素直な表現で伝えていた中学生がたくさんおられたこととてもよかったです。今回触れ合った大人たちは一生懸命な子どもたちの応援者です。指導にあたられた先生方に敬意を表したいと思います。
・少しでも、将来の仕事を考える助けになれていれば、幸いです。 将来銚子市役所で一緒に働けることを楽しみにしています。
・銚子信用金庫を知ってくれていることがとても嬉しかったです。
・短い時間での対話ということでしたが、たくさん関わることができました。一方で職業を当てることにこだわってしまい質問がかなり限定的になっているグループも多くありました。職業をあてた後も、やりがいを聞く等同じような質問が重なっており、答えるのが少し大変でした。公務員という立場のため、一般企業のかたに比べて、年収などプライベートすぎることなどは答えにくかったです。質問の精選、聞いても良いラインを定める、前の人と同じことは聞かないなど、最低限のルール設定をしていただけると助かります。
・楽しみながら職業についてお話しが出来ました。皆さん、やりがいを感じて仕事をしてほしいです。
・お疲れ様でした!今回は8組を回すという内容でかなり慌ただしい印象でしたが、あれだけの生徒数がいると仕方ない部分もあるかと思います。但し、ゲーミング要素の職業当ては程々にして、もう少し時間を使って深い話をしたいというのが正直な感想です。いろいろなやり方でやってみて、最適解を探していくプロセスを踏みましょう。
・真剣にクイズに取り組んでいただきありがとうございました。鋭い質問も多くよく考察している様子が見られました。本当に楽しい時間を皆さんと共有できたことを心より感謝申し上げます。
・銚子中の生徒さんはかなりハキハキしてしっかりしていた様に思います。物おじしない事に好感が持て楽しい時間となりました。そして集中する時のスイッチがちゃんとあってこの使い方が自分で分かったら色々な事を習得できると思いました。今回の様に人の話を想像しながら聞く事でこれから体験する事にプラスとなれはいいなと思いました。
・たくさん挑戦して、失敗して、学んで自信をつけて下さい!
・中学1年生でまだ楽しいと思えるものに出会えていないかもしれないですが、自分にとって楽しい、好きと思えるものに出会って欲しいなぁと思います。その場のビンゴになったー!でもいいと思います。夢中になれることに早く出会えるといいのではないかな?と思いました。
・これからも世代を超えて会話する事でそれの垣根を取り払いより良い地域となる様活動できたらよいですね。
・久々にこういう事業に参加して非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。円卓会議やDELKUIの名前、どういう活動を行っているかをもっと広めていけたらと思います。(どういう風に広げていくかが難しいですが・・・)そうすればすごくいいことを行っているので、協力・参加してくれる人はもっと増えるかなと思います。
・今回の形は話をする方には楽だったと思いました。生徒との受け答えもかなりフランクにできました。生徒さんも楽しかったのではと思いました。でも本当に仕事に対しての伝わりはどうだろうとも思いました。正解までは一生懸命に聞いたり話したりができましたが当たってしまうと熱が冷めた様になり肝心な仕事とは?がどこかに行ってしまったかなと。
・職業あてビンゴは皆が楽しみながら、考えながら出来て良かったと思います。
・講義よりも対話の方が私達も学ぶことがあって楽しかった!時間が短いため伝えたい事が伝えられた班とそうでない班があった。 対話形式は初開催との事だったので回をおうごとに良くなっていきそうな気はするので今後に期待しています。
・地域と学校をつなぐ意義を改めて感じました。
・講義よりも対話の方が私達も学ぶことがあって楽しかった!時間が短いため伝えたい事が伝えられた班とそうでない班があった。 対話形式は初開催との事だったので回をおうごとに良くなっていきそうな気はするので今後に期待しています。
・中学1年生には地域の大人との触れ合いとして対話型はいいと思いました。 やり方としては、体育館だと声が届きにくく、また若干せわしなさを感じてしまって話が煮詰まらなかったかなという感じを持ちました。
・

上記の理由を下記選択肢から1つのみ選択でうかがったところ。。。
30.8% 地域の大人は次世代育成に関わることが役割だと思う
30.8% 分野や世代を超えたつながりが地域に必要だと思うから
15.7% 自社の採用、募集につながる可能性があるから
7.6% 多世代での交流は楽しく、意義もあると思うから
7.6% 次世代に多様な働き方を伝えたいから
7.6% 自社を含む業界全体のイメージアップにつながると思うから
0% 次世代を応援したいから
0% 若者から刺激や新しい発想などを得られる有意義な機会だと思うから
■今回ご協力くださいました講師の皆さま■
・齋藤 隆広 /保険・経営_保険のフロンテア 代表取締役
・鈴木 浩之/観光・飲食・造園・経営_(株)浜鈴総芸 社長
・鈴木 紀江 /金融_銚子信用金庫
・林 貴大/地方公務員・行政職_銚子市学校教育課教育総務室教育総務班
・ 林 さくら/地方公務員・教員_千葉県立銚子特別支援学校
・梅津 佳弘/観光・営業・コンサルティング_銚子市温泉協議会 会長
・飯田 泉/サービス・文化・水産_dance to earth主宰、水産、飲食
・田村 昌義/漁師_大勝丸
・上山 公子/水産・製造・経営_(有)上山商店 社長
・ 時友 厚季/日用品・化粧品卸売業_(有)時友商店
・坐古 拓也/卸売業・農業・製造・販売/丸徳商事、銚子葡萄酒醸造所 代表取締役
・梶山 萌世/講師・翻訳・起業/民間私塾講師、NPO
・伊藤 剛康/金融_銚子信用金庫 地域サポート部 部長
・森田 哲平/水産関連業・経営_森幸漁網株式会社 代表取締役社長
・菅澤 麻優子/地方公務員・行政職_銚子市総務課人事室人事研修班
対話の現場から見えてきたこと
DELKUIジュニア@銚子中の実施を通して、講師の皆さまから寄せられた声には、対話型プログラムならではの手応えと、同時に次への示唆が多く含まれていました。
対話を中心に据えた場は、知識や経験を一方向に伝えるものではなく、世代や立場を越えて、互いに考え、学び合う時間として受け止められています。大人にとっても、あらためて自らの仕事や価値観を問い直す機会となり、生徒との距離が自然に縮まる感覚が共有されました。
一方で、限られた時間や場の制約の中では、対話の深まりにばらつきが生じること、また「わかりやすさ」や「正解」にたどり着いた後に、仕事や社会の本質的な問いが置き去りになってしまう可能性も指摘されています。対話を成立させるだけでなく、どこに立ち返り、何を考え続けるのか。その設計の重要性が浮かび上がりました。
また、学びがその場限りの体験で終わらず、時間を経て思い出され、意味づけ直されることの価値も共有されています。人は、印象的な体験や象徴的な出来事を通して、過去の学びをふと想起します。DELKUIの取り組みにおいても、将来振り返ったときに「何かが残っている」状態をどうつくるかが、今後の鍵のひとつといえるでしょう。
世代を越えた対話の可能性については、中学生と大人が同じ問いに向き合うことで、教える・教えられるという関係を越えた学びの循環が生まれることへの期待が寄せられました。大人が答えを示す存在ではなく、考えに寄り添い、ともに悩む存在として関わることが、対話の質を高めるという示唆です。
こうした声を総合すると、DELKUIジュニアは単なる職業理解や情報提供の場ではなく、地域と次世代が、問いを媒介に出会い直す場として機能しはじめていることが見えてきます。
つながりを編み直す役割として
銚子円卓会議は、DELKUIジュニアの開催を通して、人と人、学校と地域のつながりを紡いでいます。
学校が大切にしている教育の意図を地域に丁寧に伝え、地域の側が抱く想いや願いを、今度は学校へと確かに届ける。その往復のプロセスの中で育まれる信頼関係こそが、対話の質を支える基盤であると私たちは考えています。
今回寄せられた講師の声は、DELKUIが今後どのように深化していくべきかを示す、貴重な示唆に満ちています。
次世代と地域の良質なつながりを育てていくために、銚子円卓会議は、地域のつなぎ役として、そしてつながりの基盤として、これからもDELKUIの取り組みを広げてまいります。
多分野の皆さまのご関心と参画が、この対話の輪をさらに豊かなものにしていくと信じています。

