
2025年のクリスマスに届いた贈りもの
「2025年のクリスマス」と書くと、ずいぶん前の出来事のように感じられます。
けれど、振り返ってみれば、まだほんの3週間ほど前のこと。
そのクリスマスに、銚子円卓会議のもとへ、“贈りもの”が届きました。
それは、銚子市立銚子西中学校の1年生たちが綴ってくれた、DELKUIジュニアのレポートです。
ページをめくるたびに立ち上がってくるのは、12月10日の教室の空気、少し冷えた廊下、そして大人と中学生が向き合い、言葉を交わした時間の確かさでした。




関連ページ:DELKUIジュニア@銚子西中開催しました!
地域の大人と出会う、ローカルキャリア教育「DELKUIジュニア」
DELKUIジュニア@銚子西中は、1年生121名を対象に、地域で働く18名の講師を迎えて実施されました。
講義形式ではなく、生徒一人ひとりが少人数の大人と向き合い、対話を重ねるスタイルです。
仕事を選んだ理由、日々の具体的な業務、やりがい、大切にしている価値観。
そして、銚子というまちの好きなところ。
15分という限られた時間の中で交わされた会話は、単なる「職業紹介」にとどまらず、生き方そのものに触れる時間となったことが、改めてレポートから浮彫になりました。


「働く」という言葉の意味が、少し変わった日
生徒たちのレポートには、率直で、まっすぐな言葉が並びます。
「仕事はお金を稼ぐことだと思っていたけれど、責任を持つこと、人のために働くことだと分かった」
「やりがいは、人に喜んでもらえることだと知った」
「夢はまだ決まっていないけれど、自分に合った仕事を見つけたい」
それらの言葉から伝わってくるのは、答えを与えられたのではなく、自分で考え始めた瞬間です。
DELKUIが大切にしている「自己理解への第一歩」が、確かにそこにありました。


■ 生徒の声_DELKUIレポートより■
・DELKUIで学んだことは、やりがいのあることを仕事にすることがとてもいいなと思いました。そして失敗は成功の元ということがわかりました。人とのコミュニケーションや、人との関わりが大切なんだと思いました。
・私はDELKUIで色々な方からたくさんの話を聞いて自分の夢はどんな理由で決めてもいい、ということ、みんながめんどうくさい、と思っていることは必ず誰かが大変な思いをしていること、人生や働き方の楽しみ方は人によって違うということがわかりました。私は保育園のころから変わらない夢があり、その夢は否定されることが多いけど今回色々な方の話を聞いて皆さんがやりがいを持つ理由がお客さんが繰り返し来店してくれる、お客さんが笑顔で感謝を伝えてくれる、という理由が多かったので、私も自分の就きたい職業に就き、お客さんなどにたくさんの笑顔を届けられるようにしたいです。
・ぼくはこの学習を通して仕事をしている人のおかげでいい生活ができていると改めて感じました。大人になったら自分のため、人のために仕事をしたいです。
・いろいろなことを知れてとてもいい勉強になりました。みんな自分の仕事を誇りに思っていて、すごいなとおもいました。いろんなことを教えてくれてありがとうございました。楽しかったです。またきてください。
・今回は、お忙しい中、西中に来ていただきありがとうございました。皆さんのお話を聞いて「働く」ことや、「仕事をする」という考え方が私の中で変化しました。お話を聞く前は「仕事をする」ということはお金を稼ぐという考えが強い部分がありましたが、そうではなくて「仕事をする」ということは、自分の仕事に責任を持ったり、一生懸命に仕事をすることが働く上で、大切なことだと改めて知ることができました。お忙しい中貴重な時間をいただきありがとうございました。
・皆さん仕事に対する志が素敵だなと思いました。アドバイスもいただいて本当に参考になりました。まだ夢は決まっていないけれど、自分に合った仕事を見つけて楽しく働きたいです。ありがとうございました。


大人にとっても学びの場である!という心強い声
講師から寄せられた感想の中には、「生徒の質問に驚かされた」「もっと良い関わり方ができたかもしれない」という振り返りもありました。
教える側・教えられる側という関係を越え、同じ場に立つ一人の地域の人として向き合ってくださった実感が、そこにはにじんでいます。
「次世代育成は地域の役割だと思うから」
そんな思いで集まってくださった大人たちの存在そのものは、すでに中学生へのメッセージです。


■ 講師の声_アンケートより■
・まだ進路の定まらない年代かもしれませんが、自分自身の選択肢を自分で狭めないように、今を頑張ってください。
・真剣に話を聞いてくれる姿に、こちらも刺激を受けました。 普段自分がしている仕事の事を人に話す機会がないので自分自身の棚卸しとしての機会にもなりました。 ありがとうございます!
・真剣に話を聴く姿が嬉しかったです
・中学生が思ったよりおとなしかった。もっと気軽にお話したかったです。
・自分の会社や仕事の意義などを再確認できるいい機会となりました。子どもたちの選択肢が増える一助になれたらうれしいです。真剣にみんな聞いてくれて、今からでも夢がある子もいたのでしっかりしてるなと思いました
・仕事に興味を持ってください
・これから色々なチャレンジをしてもらって、未来に生かしてください!
・チャレンジを楽しんでください^ ^

上記の理由を下記選択肢から1つのみ選択でうかがったところ。。。
37.5% 地域の大人は次世代育成に関わることが役割だと思う
25% 次世代に多様な働き方を伝えたいから
12.5% 自社を含む業界全体のイメージアップにつながると思うから
12.5% 分野や世代を超えたつながりが地域に必要だと思うから
6.3% 次世代を応援したいから
6.3% 多世代での交流は楽しく、意義もあると思うから
0% 若者から刺激や新しい発想などを得られる有意義な機会だと思うから
0% 自社の採用、募集につながる可能性があるから
■今回ご協力くださいました講師の皆さま■
- 鈴木 利衣 君ヶ浜ベイハウス
- 菅谷 智之 特別養護老人ホームさざんか園 理事・施設長さざんか園福祉教育センター長 兼務
- 林 さくら 千葉県立銚子特別支援学校 教諭
- 伊藤 剛康 銚子信用金庫 地域サポート部長
- 石毛 理恵 ishige Farm / ippolabo 代表
- 鈴木 奈保 銀河 看護部長
- 佐久間 快枝 チョウシ・チアーズ(株) 代表取締役社長
- 梅津 佳弘 犬吠埼温泉協議会 会長
- 大冨 菜穂子 銚子海洋研究所 (一社) Ocean Life Community 14
- 森田 哲平 森幸漁網(株) 代表取締役
- 安藤 賀一 andy’s COFFEE STAND
- 上山 公子 上山商店 社長
- 石毛 里佳 作曲家_銚子市立銚子西中 校歌を作曲
- 飯田 訓文 磯初 代表/ 銚子メロン共創プロジェクト
- 田村 昌義 大勝丸
- 斎藤 隆広 保険のフロンテア 代表取締役
- 若林 章 銚子警察署 警務課長
- 石津 勝隆 銚子市消防本部 第一部 消防司令補
Special Thanks to 高校生ボランティア_講師データ資料(パワポ、エクセル)作成
伊豫 凜香さん、北村 皓太さん


関連ページ:DELKUIジュニア@銚子西中開催しました!
そして次の一歩へ
学校からは、「働くことの意義を真剣に考えるきっかけとなる、またとない機会になった」という言葉をいただきました。
そして私たちに届いた生徒のレポートは、活動の成果であると同時に、次に向かうための問いでもあります。
地域で育ち、地域と出会い、地域の中で未来を思い描く。
DELKUIジュニアは、そのための「場」を、これからも丁寧につくり続けていきます。
少し遅れて開けた、2025年のクリスマスプレゼント。
その中身は確かに、一人ひとり、誰にとっても「これから」につながるものでした。
そして・・・今週水曜日。1月14日。
DELKUIジュニア@銚子中が開催されました。 to be continued….♪

