高校生の声から見えてきた「2日間の変化」
2026年7月29日・30日に開催した「2026 DELKUI high school」
高校生たちは、地域で活躍するさまざまな大人へのインタビューや対話、仲間とのディスカッションや発表を通して、普段の学校生活だけではなかなか出会えない「人」「仕事」「地域の姿」に触れました。
アンケートには、2日間の経験を通して生まれた、たくさんの気づきや変化が寄せられました。
01 もっとも印象に残ったのは、「人との出会い」
もっとも印象に残ったこととして、多くの高校生が挙げたのが、普段は話す機会のない大人との対話でした。
「普段話さないような人たちと話せたこと」
「大人の人へのインタビュー」
「様々な立場の人のお話を聞けたこと」
「ポスターでしか見たことがない人と話せて、とても嬉しかった」
なかでも、市議会議員や市長など、これまで「遠い存在」だと感じていた人たちと直接話した経験は、大きな印象を残したようです。
「議会員の方が、『失敗はよくある』と話していて、もっと厳格な世界だと思っていたので少し驚いた。」
政治や地域づくりに関わる人を、肩書きではなく「一人の人」として知る。
その出会いが、高校生たちの中にあった既存のイメージを少しずつ変えていきました。

02 「思い込み」がほどけると、世界はもっと広くなる
今回の回答の中で、特に印象的だったのが、自分自身の「思い込み」に気づいたという声です。
「自分の思い込みのせいで見逃しているものはとても大きく多いということ。」
「勝手に知った気になっていたことが沢山あったと知れた。」
「政治や地域の取り組みに、DELKUIというプロジェクトを通して初めて触れ、自分の見逃していたものがとても大きく面白いものだったと知りました。」
「政治は難しそう」「地域のことは自分には関係ない」「自分にはできない」。
そんな先入観を、実際に人と会い、話を聞き、考えることで乗り越えていく。
DELKUIが大切にしている「まず、出会ってみる」という体験が、高校生たちの視野を広げるきっかけになりました。
03 「銚子」の見え方も変わった
今回の参加を通して、銚子市に対する見方が変わったという声も多く寄せられました。
人口減少や財政など、これまで銚子に対して抱いていた「マイナスのイメージ」。
しかし、そのまちの中には、銚子をより良くしようと動いている人がたくさんいることを、高校生たちは直接知りました。
「人口減少していて、財政面でも豊かでなく、正直マイナスなイメージがあったが、そこから脱却するためにこんなに銚子を好きでよくしようと思っている人がいることに気づいた。」
「今までは、都会の方が楽しそうと思っていたけど、こんな素敵な大人たちがいる銚子はいい所だなと思った。」
「銚子に住んでいるみんなが銚子のことが大好きで、より良くしたいという考え方があり、とても素敵だと思いました。」
「まだ知らなかった銚子を知ることができて、すばらしい町だと感じた。」
まちの魅力は、場所だけではなく、そこにいる人によってもつくられている。そんな「人から見た銚子」の姿が、高校生たちの中に生まれました。

04 「自分もやってみたい」という気持ちへ
DELKUIで生まれた変化は、「知る」だけではありません。
「自分も町のために、何か行動を起こしてみようと思った。」
「もっと自分も興味を持って関わっていこうと思いました。」
「より地域の取り組みや前向きな活動に参加したいと思った。」
「銚子をもっと広めたいと思ったし、OSUSOWAKEをいつかしてみたいと思いました。」
誰かの話を聞くことから、自分自身の「やってみたい」へ。
地域で活動する大人たちとの出会いが、高校生自身の行動への意欲につながっています。
05 自分自身にも変化があった
「人と話す」「自分の考えを伝える」「みんなの前で発表する」。
DELKUIでは、普段の学校生活とは少し違った挑戦もありました。
その中で、
「引っ込み思案で前に一歩進むことができなかった性格が、このイベントに参加し、お話を聞いたり意見交換をしたりすることで、自分の意見やアイデアを出しやすくなった。」
「発表や話し合いが苦手だったけど、少しできるようになった。」
「人と話すの、人と繋がること、やっぱり楽しいなって、改めて実感することができた。」という声がありました。
また
「自分に思ったよりクリエイティビティーがあったこと」という、自分自身の新しい一面を発見した声も。
DELKUIは、地域を知るだけではなく、地域との出会いを通して「自分を知る」機会にもなっています。

06 高校生から見た「DELKUIのこれから」
継続に向けたアイデアとして、高校生からはさまざまな提案も寄せられました。
✅ 参加者から「話したいテーマ」を募集する
✅ 学校と連携した企画を行う
✅ 毎回、できるだけ違う人を招く
✅ これまでの取り組みや成果を、もっと学生や市民に知ってもらう
✅ 子どもたちが楽しめる企画を増やす
✅ OSUSOWAKEなど、銚子の取り組みをもっと広める
なかには
「とても楽しかったから、逆に大きく変えないでみるとかどうでしょうか?」という、嬉しい提案もありました。
高校生の声を聞きながら、DELKUIそのものも少しずつ進化していきます。
そして、2期生から3期生へ
最後に、「来年度3期生へのメッセージ」をお願いしました。
そこには、先輩たちからの素直で、あたたかな言葉が並びました。
「最初は緊張することもあるかもしれませんが、絶対楽しいです。ぼくが保証します!」
「どんな言葉でも自分の気持ちを伝えられることがすごく素敵なことだと思います。みんなの言葉が集まったらもっと素敵になるから、なんでも言っちゃえ!」
「人の前に立つのが苦手な人でも、やってみれば楽しくなります!」
「せっかく来たなら、一つでも多くのことを、自分のものにしてほしいなって思います!」
「不安や緊張もあると思いますが、失敗を恐れずに前向きに頑張ってください!」
2日間を終えた高校生たちが、今度は次の世代へ言葉を渡していく。それもまた、DELKUIの大切な成果のひとつです。

「出会う」ことで、未来の選択肢は増えていく。
DELKUI high schoolで高校生が出会うのは、単なる「職業」ではありません。
その仕事を選んだ理由。
失敗した経験。
大切にしている価値観。
地域への想い。
そして、「自分はどう生きたいか」という問い。
知らなかった人に出会う。
知らなかった地域を知る。
知らなかった自分に気づく。
その出会いが、未来の選択肢を増やしていきます。
千葉県銚子市。
ここには、出る杭を伸ばす風土がある。
銚子円卓会議は、DELKUIを通じて、
次世代と地域、人と人をつなぎ、
一人ひとりの可能性が地域の未来につながる
「人と地域のwell-being」を育むプラットフォームを育てていきます。
2026 DELKUI high school 報告書 (PDF)では、アンケート結果(インタビュー協力者の皆様・参加高校生)の回答文言をそのまま掲載したスタイルでまとめています。銚子円卓会議協議用にAI分析をつけています。
