R2 この指とまれ!プロジェクト報告 3
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
郷土の太鼓でまちを元気に!
銚子はね太鼓保存会  事務局  越川昭一さん
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

銚子に古くから伝わる「はね太鼓」。
知らないなぁ…….という市民の方、おそらくいらっしゃらないのでは?と思います。ですよね!?

間近でみた時の身体にずんずん伝わる太鼓の迫力は言葉にできない感動があります。
そして、どこか遠くから聞こえてくる太鼓の音は銚子の夏の風物詩です。

銚子はね太鼓保存会の皆さんは、観光イベントでの歓迎太鼓や国際交流にも力を注ぎながら、伝統の継承をはかるため子供たちの育成にも力を入れています。

コロナ禍ではありますが、工夫を重ねて活動をされている様子を、本日は写真と一緒にご覧いただきましょう!


(R2.8,8医療従事者への感謝を込めて@絶景の宿犬吠埼ホテル)

Q 活動を通して目指していることを教えてください。

郷土に伝わる太鼓で、市内外の様々な催しを応援したり、銚子のまちのPRをしています。
また次世代を担う子供たちに太鼓を伝え、後継者の育成と伝統芸能の保存に努めています。
その活動の用具が老朽化しており、太鼓の革の張替えなどの多くの費用がかかるため、ご支援いただけましたら幸いです。

Q 2020年度はどんな活動をされましたか?

6月
銚子市内での練習を開始

8月
医療従事者に感謝し太鼓演奏~国の重要文化財指定の犬吠埼灯台を背景に。

11月
成田山参道にて太鼓披露
世界太鼓大会にて動画配信(WTCプレミアトーク 浅野昭利「打芸七選」にて)
日本太鼓ジュニア千葉県大会参加(無観客開催、J:COMニュースにて配信)

12月
東総文化会館自主事業協力出演(演奏動画の撮影、YouTubeから配信)

1月
初日の出観光客へ太鼓披露(元旦早朝)
猿田神社奉納演奏

良かったことは、オンラインでの演奏披露により、多くの方に安全に演奏が伝えられたことです。
新しい可能性が広がったことを実感しました。

また直接みていただく状況は大切なことを痛感しました。
その機会を目指して、参加者は意欲と技術を育てていきます。
練習ができないことで、活動する力が弱まることがないような工夫が求められていると感じています。

 Q 活動の中で課題と感じていることはありますか?

コロナ禍のため、多くの行事や祭りが中止となりました。
オリンピック関連行事や全国規模の大会など、計画はしたものの開催できない状況でした。
また練習においても、年度当初から開催できず、規制時期の合間で感染対策をしてようやく行うことができる状況でした。

そのようなコロナ禍の状況で、感染対策を最優先しつつ、郷土の太鼓の響きを絶やさないために、また皆様の沈んだ気持ちを活気づけるために、幾つかの催しにおいて太鼓を披露いたしました。

室内の演奏は、時間やエリアを分け接触を減らし、屋外の演奏や動画配信など感染リスクを減らしての演奏も試みました。

その結果、見ていただいたお客様からは、感謝の言葉をいただきました。
また、その言葉に私たち自身も元気をいただきました。

Q 今後の課題

令和2年の活動においては、新型コロナウィルス感染防止のため活動ができない状態でした。6月の規制緩和により、小規模での練習ができるようになり、感染防止対策をしながら伝統芸能の継承に努めたいと思います。
披露や他の団体との交流は今後の状況に合わせ取り組んでいきたいと考えています。
郷土の太鼓の響きを絶やさないために、できることを続けていきたいと思います。

Q 寄付者へのメッセージと今年度の目標

太鼓の修理にあたりご協力くださりありがとうございました。
皆様のご寄付と、当会会員の協力により、太鼓の修理をすることができました。

この太鼓を使い、子供たちも練習に励んでいます。
その元気な様子を、様々な場所でみていただいたお客様から感謝の言葉をいただきました。

皆様のお気持ちに感謝し、この太鼓で、郷土の響きの継承普及に励み、地域活性に努めたいと考えています。
ありがとうございます!

創意工夫を重ねて活動される銚子はね太鼓保存会ですが、用具はどうしても老朽化し、数も足りていません。
太鼓の皮の張り替えや補充のための費用としてスターをはじめとするご寄付をどうぞよろしくお願いいたします!

☆彡「この指とまれ!」プロジェクトへのご寄付は、銚子郷土史談会を応援することにつながっています!