銚子円卓会議インターン生の増田有寿です。

 

今回はインターンの活動から少し離れて番外編を。
私の所属する大学のゼミで行っているイベントについてお伝えします。

突然ですが、昨日の晩ごはんの食材、どこで誰がつくったものか分かりますか?

もしかしたら、この記事を読んでくださっている方の中には「もちろん分かるよ!」という方がいらっしゃるかもしれません。

しかし都市部では、全国から食材が集まってくるため、生産者の顔が見えず食材も身近に感じられないという問題があります。

そんな現状を変えるために、所属するゼミではトカイナカヴィレッジと連携し、農村とつながるイベントを企画、実施しています。

(→トカイナカヴィレッジとは…

トカイナカヴィレッジは神奈川県川崎市多摩区にあります。(大学も同じく)

「トカイ(都会)×イナカ(田舎)」をコンセプトに都市農地を活用し、「農ある暮らし」の入り口として体験農園を行ったり農村とつながるきっかけ作りを担う「田舎の窓口」となる場所です。)

さて、現在行っているイベントは、ゼミ・トカイナカ双方と繋がりのある館山の農家さん(安西農園・安西淳さん)にご協力いただいています。イベントは全4回。第1〜3回でトウモロコシの種まき、手入れ、収穫をトカイナカで体験してもらい、第4回には実際に館山へ赴き農作業や農家さんとの交流を体験してもらうという流れになっています。

このイベントで目指していることは2つ。

ひとつは、農業や普段食べている野菜を身近に感じてもらうこと。

もうひとつは、農家さんの顔を見て交流してもらうことで「生産者」としての顔と、農家さん自身の人柄を知ってもらうことです。

この2つの目標を達成するために、「農業体験・食の体験・農家さんとの交流」を軸にイベントを構成しています。

第一回イベントの農業体験では、事前に種まきのポイントを安西さんに説明してもらいその様子を撮影し、当日参加者の皆さんにはその動画を視聴後、種まきの体験をしていただきました。第二回では安西さんにトカイナカへお越しいただき、参加者の皆さんに手入れの方法を直接指導してもらいました。

(↑手入れ体験の様子)

 

食の体験では、安西農園で収穫したとうもろこしやお米などを使ったお昼ご飯を味わってもらいました。

(↑第1回のお弁当 安西農園のトウモロコシがたっぷり使われています。)

農家さんとの交流では、第一回はZoomで、第二回は対面で行いました。

Zoomでは家族ごとに安西さんへの質問タイムを設けたため、しっかり会話をしてもらえたという感触がありました。

一方対面では、安西さんのお話タイムやクイズタイムを設けたため、個々というよりは、参加者の皆さんの一体感を感じることができました。

オンライン、オフラインそれぞれに良さがあり、想像以上の盛り上がりとなりました。

まだあと2回イベントが残っています。

参加者の皆さんに農と食をより身近に感じてもらえるようなイベント作りを目指していきます。

2021年度 銚子円卓会議インターン 増田有寿