こんにちは、2021銚子円卓会議インターンの増田です。
今回は「海と月のグリーンマーケットin銚子」を主催、Green café 月音を運営されている
木ノ内悦子さんにインタビューをさせていただきました!
このご時世で残念ながら銚子まで足を伸ばすことはできませんでしたが、Zoomでたっぷりとお話を伺うことができました。
大学で農学部に所属していることもあり以前から木ノ内さんとお話しさせていただきたいと思っていたので、念願が叶いました!
それでは、インタビュースタート!
(以下 増田:M、木ノ内さん:K)
M:事前に木ノ内さんの過去のインタビュー記事を読ませていただいたのですが、「マクロビオティック」という言葉がとても印象的でした。改めて木ノ内さんにとってのマクロビオティックとはどのようなものか教えてください。
K:食事面では基本的にオーガニックの穀物や野菜を食べ、動物由来のものはほぼ摂りません。
ただ、私にとってのマクロビは食事面も含めた、日々の生活全てに関わる「考え方」なんです。
たとえば、「陰陽」「一物全体」「身土不二」という考え方があります。この考え方のように人間と自然は一体だと思っています。今の世の中、地球温暖化とか様々な環境問題があるけれど、そうすると人も健康に暮らせなくなってしまう。マクロビで、オーガニックといって無農薬や自然農法の食材にこだわるのは、その背景にある環境のことも一緒に考えているからなんです。
M:マクロビって奥深いですね。
K:そうなんです。なので日々勉強ですね。
最近は生のまま、もしくは低温調理で食べる「ローフード」という食事法も取り入れています。こうやって色々な新しい考えを取り入れながら、私なりのマクロビオティックを作り上げています。
なので、皆さんも自分にあった考え方や食事の方法を探して欲しいなと思います。
M:木ノ内さんが経営されているカフェのメニューは、どれも美味しそうなものばかりですね!カフェで使われている食材はどのように選んでいるのでしょうか?
K:基本的な部分であるお米などの穀物や野菜などは銚子市近隣の農家さんが育てたものを使用しています。
畑まで見学に行ってどのように栽培されているか、どんな肥料が使われているかなど自分の目で確かめているんですよ。
それから味噌、醤油、ドレッシング、油、砂糖、塩などの調味料も手作りかオーガニックにこだわったものを使用しています。
あと、「旬」も大事。「旬」のものは栄養価も高いし、なによりも美味しいので。
M:そうですね。ありがたいことですが、スーパーには一年中たくさんの野菜たちが並んでいるので最近は「旬」を感じることが少なくなったように思います。
それから、畑に見学に行かれているというのは驚きでした。たくさんの想いが詰まったメニュー、いつか食べに行きたいです…!!
そして、木ノ内さん自身も実際に農業も始められたとか。何かきっかけがあったのでしょうか?
K:もともと自給自足の生活をしてみたいという気持ちはあったんです。ちょうどいいタイミングが重なって友人と一緒に始められることになって!毎日本当に楽しいです。
朝少し元気がなくても、畑に行けば元気になれる。畑には癒し効果がありますね。
それと自分で育てたものが収穫できた時の喜びはなんとも言えないですね。
M:私もゼミ活動で野菜を育てているのでその気持ちがとてもわかります…!
畑ではどんなものを育てているのですか?
K:畑が結構広いので色々なものを育てていますよ。例えば、お米だったら、もち米・うるち米。あと穀物系だったら雑穀やはとむぎも。ハーブ系も育てています。
他にも、じゃがいもやさつまいも、大根、にんじんなどを育てています。同じ作物でも品種を3つずつぐらい育てていて、その違いも楽しいですね。
もちろん無農薬の栽培で、今後は不耕起栽培や、コンパニオンプランツをうまく使ってより自然のままの畑を作っていきたいなと思っています。
M:最後にグリーンマーケットについてお聞きしたいのですが、コロナ前はどのくらいの出店数だったのでしょうか?
K:だいたい35〜40店の出店数でしたね。
M:お話を伺う前にグリーンマーケットへの出店基準を見てきたのですが、結構厳しいように感じました。それでもこれほどの出店者の方がいるのはすごいですね!
K:もともとこの数だったわけではないんです。直接出店したい、と連絡をくださる方はどちらかと言えば少数で、何回も開催しているうちに、前回出店してくださった方が知り合いの方を紹介してくれてここまで増えたという感じです。結構、銚子市外から来て出店してくださる方も多くて。輪が広がっていくのを感じられて嬉しいです。
お客様も幅広い年代で、親子連れからご年配の方まで来ていただいています。リピーターの方も多いですね。
M:人の繋がりが素敵ですね。木ノ内さんの考えや取り組みに共感する方の輪が広がっているのですね!
K:そうですね。ありがたいことに、マーケットを手伝ってくれるスタッフも増えてきて。
「類は友を呼ぶ」ということなのでしょうか。これからも自分のできること、信じることを続けていきたいですね。
まずは、11月に予定しているグリーンマーケットに向けて準備を頑張っていきます。
M:「自分のできること、信じることをしていけばおのずと仲間が集まってくる」という言葉が心に響きました。強い軸をもって様々なことに挑戦されている姿が本当に格好いいです。
私もすっかり木ノ内さんのファンになりました。11月にグリーンマーケットに行けることを楽しみにしています!
木ノ内さん本日は本当にありがとうございました。
2021.8.21.Sat
〜インタビューを終えて〜
はじめてのインタビューでとても緊張していたのですが、お話ししているうちに木ノ内さんの柔らかい雰囲気で緊張もほぐれ、質問に対してもひとつひとつわかりやすく丁寧に答えてくださり、とても楽しく学びの多い時間になりました。
インタビュアーとしての貴重な経験をさせていただけたことにも感謝です。
改めて、素敵な機会をくださった木ノ内さん、銚子円卓会議の皆様ありがとうございました。
(別れの挨拶のようですが、まだインターン活動は続きます笑)
インターン活動を通して自分なりの目標である「消費者と生産者をつないで幸せの循環づくりをすること」をより明確化して具体的な活動につなげていきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします!
2021 銚子円卓会議インターン 増田有寿